連投になりますが元気にやっている証拠に少し前に完成した車をアップさせていただきます。
この車は日本初のツインカムターボのTA63型カリーナ(昭和59年式)でございます。
そのカリーナの中でもさらに希少なハッチバックです。
『エンジン不調で走行できない』が今回の修理のご依頼なのですが、動けないので当然ですがわざわざレッカーで神奈川県からご入庫いただきました。
地元の車屋さんにも預けられたそうですが修理できなかったようで大阪に転勤で来られていた数年間おつきあいさせていただいた当店にご相談いただきました。
長年営業されておられる車屋さんでも修理できなかった理由はわかっています。
『部品が無い!』
これに尽きるでしょう。
実際、ヘッドカバーのガスケットすら入手困難です。
はい、おバカな私は先のことも何も考えずにヘッドカバーを開けました。
『おぉ〜、珍しい、ガスケットはプラスチック製なんや〜』『パキパキに割れよんで〜』てな感じです。
もちろんプラスチック製の訳は無く、もともとは柔らかいゴムのガスケットだったはずですが経年劣化でヘッドカバーを開けるだけでパキパキ折れる固い素材に成り変わっていました。
いま、パキパキに割れる、ということは前任の車屋さんはおそらくヘッドカバーを開けていない、ということなんですがガスケットの入手の見込みが無いのですから当然ですね。
今回の不調は写真の通り、まずチェーンがずれていましたがこれだけにとどまらず、旧車あるあるのいつものパターン『3歩進んで2歩下がる』ですわ。
『これだ!』と故障原因を見つけて喜び、急いで組み戻すもエンジンは元気に動かず落ち込んで、落ち込みつつもさらに点検を進めて『これだ!』・・・以下略
一台の車の修理でどれだけ感情の起伏を味わい、また『人生とは何だ?』と考えさせられることか!
オーナー様にお返しするまでの期間、今回も人生について深〜く考えさせていただきました。
遠路お引き取りにお越しいただき、ありがとうございました!

